

会長所信
松江YEGは、昭和53年に設立されました。その設立趣意には、「多様化する時代的要請に応えて、若いエネルギッシュな活動と意見の具申が必要」とあります。
設立以来、その時々に求められるものに応え、平成3年全国大会の開催をはじめ、「松江水郷祭」や「松江水燈路」、「松江おどん」による地域ブランディング、「水都まつえ」の創造、「まつえランド」や「わくわくお仕事体験フェス」の開催、「政策提言」活動など、地域の実情や社会の変化に対応した事業の展開を積み重ねてきています。
そして今、設立当初とは比べ物にならないスピードで社会が変化し、「VUCA」と呼ばれる将来の予測が困難な時代に、青年経済人である私たちYEGに期待されることは、とても大きくなっています。若者らしく、より柔軟な発想や対応力が求められている今だからこそ、常識を疑い、本質は何かを自ら考えることが何よりも大切です。
期待に応え、地域から、そして何より会員から必要とされ続ける松江YEGであるために、前例踏襲ではなく未来志向で大胆に挑戦する松江YEGでありたい。そんな想いを込めて、令和6年度の松江YEGスローガンに「Stay Foolish~未来のための今、挑戦を共に楽しもう~」と掲げました。
Stay Foolishとは、直訳すると「愚か者であれ」ですが、バカ騒ぎして楽しもうという意味ではありません。常識を疑い、常に考え、変化を恐れずに挑戦していこうという意味です。
新たな挑戦をすることは、決して楽なことではありません。だからこそ、未来を担う責任世代である私たち自身が、能動的に楽しみ笑顔で活動することが何よりも大切です。YEGには、志高き多くの仲間がいます。異なる価値観を受け入れ合い、高め合い、補い合いましょう。そして、今以上のこれからを創るための今を、共に、楽しんでまいりましょう。

令和6年度 会長堰 大輔株式会社 松江浜乃木自動車教習所
令和6年度の松江YEGは、Stay Foolish~未来のための今、挑戦を共に楽しもう~のスローガンのもと活動させていただきました。昨年度制定した中期ビジョン2024-2027を念頭に、会議体系を変え、「いままでどうだったか」より「これからどうすべきか」を重視してきました。負荷も大きかったのではないかと思いますが、各委員会が思考を止めることなく本質を追求してくれたことで、式典でのノウハウ蓄積、詳細な議事録による理解度向上、ブランディングへの意識向上、水郷祭でのYEG広域連携、政策提言活動におけるタイ視察、ユーモアの伴った中期ビジョンお披露目会、中国ブロック大会への目的をもった参加、新入会員研修用のテキスト整備や研鑽・交流事業など。どれもが当初イメージしていたよりも素晴らしく、多くの人が高め合い補い合うことで生まれる結果に、多くの学びを得ることが出来ました。これからも、今以上のこれからを創るべく、挑戦を楽しみ続けてまいります。
1年間ずっと隣で支えてくれた石本専務理事、未来への礎を築く土台を整えてくれた藤井直前会長、新たな試みにも嫌な顔せず常にオープンに意見を交わしてくれた5名の副会長をはじめ、お支えいただいたすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

令和6年度 専務理事石本 智久山陰酸素工業 株式会社
この一年間、堰会長のもと、専務理事として理事会、正副会長会議、執行部会議など、さまざまな会議の運営を担い、組織運営に携わってきました。各委員会から提案される熱意あふれる計画書の数々に触れ、時には大量の資料に圧倒されることもありましたが、より良い事業を目指し、皆で話し合い、協力しながら乗り越えてきたことで多くの学びを得ることができたと感じています。まさに今年度掲げた松江YEGスローガン「Stay Foolish~未来のための今、挑戦を共に楽しもう~」を皆で体現した一年だったのではないでしょうか。
これからも松江YEGは、青年経済人の団体としてより多くの研鑽と交流の機会を享受できる組織として成長していきます。ここで培った知見や仲間とのつながりをそれぞれの企業や業界、そしてこの地域を盛り上げる力につなげていきたいと思います。

令和6年度 中国ブロックYEG副委員長仙田 充利有限会社アニバーサリーカンパニー
この一年間、中国ブロック商工会議所青年部連合会の副委員長として出向し、大変貴重な経験を積むことができました。私の役割は、政策提言を行う土壌を作ることでしたが、そのためには地域の経済や産業の現状を深く理解し、関係機関との協力が不可欠でした。
特に、中国経済産業局との連携を強化し、勉強会や風会議などを通じて情報交換を行い、実際の課題に対する意識を高めました。これらの活動を通じて、地域経済の成長に向けた具体的な政策提言をするための土台作りができたと実感しています。
振り返ると、さまざまな困難もありましたが、その中で得た学びや仲間との絆は、今後の活動にも大いに役立つと確信しています。この経験を活かして、今後も松江に貢献できるよう努めていきたいと思います。