令和２年度 松江商工会議所青年部スローガン
全力
企業や組織にとって最大の敵は「現状維持」です。環境や情勢が日々変化していく中において、事業活動を継続していくためには現状維持ではなく、常に時代に合わせて変化することが求められています。今の時代は「少子高齢化」「人口減少」「若者の都会への流出」などの諸問題は加速する一方です。過去の実績において良いところは残しながら、しかし、新たなチャレンジを続けていかなければ、組織として存続することが難しい時代です。
平成29年に迎えた、松江商工会議所青年部設立40周年で発表されたビジョン『若者が 誇りと愛着を持ち、のびのびと活躍できるまち』。このビジョンを実現するには何をしなければならないのか。その第一歩は、私達自身が青年経済人として資質向上の為に日々研鑽を重ね、ひとつひとつの活動に一生懸命に取り組み、その姿を地域の子どもたちや若者に見せること。次に、彼らと一緒になってこの地域の未来について語り合うことであると考えます。そして、活動の中で得た「気づき」を提言活動として継続的に発信していくことが、私たちが求める「より良い松江の未来」へ繋がっていくのです。
私が青年部に入会して７年が経ちました。今、私には多くの仲間・友人ができました。仕事でもお付き合いさせてもらうことも増えましたし、卒業された先輩方と現在も交流させていただく機会にも恵まれています。その理由のひとつは、私自身、失敗や空回りすることもありましたが、ひとつひとつの事業や委員会活動に一生懸命に取り組んできたことである、と自負しています。お互いに真剣に取り組んだからこそ仲間として、友人として付き合っていけるのだと思います。そして、仲間・友人・先輩がいるからこそ話し合える、語り合うことができるのです。語り合うことができれば、目的に向かってより良いものへと発展・向上させることができます。
今年度のスローガンを『全力』としました。子どもの頃からよく聞いた言葉です。大人になった今、『全力』でしているのか、『全力』でできているのかと自分に問いかけることは、口にするのが簡単な言葉であるがゆえに深く、重くのしかかります。だからこそ、自分自身と向き合った時に自信を持って『全力でやった』と言えるような姿勢で活動していきましょう。
令和２年度会長 長岡 望
