令和3年度 松江商工会議所青年部スローガン
原点と変化
~変えないものと変えるもの~
私が松江 YEG に入会したのが平成 21 年になります。それから 12 年が経過しました。その間、社会情勢の変化や IT 等の発達に伴い、人々の生活様式や価値観は大きく変化し、また、新たな課題に対応した「地方創生」や「SDGs」などの概念が生まれました。
松江 YEG においても、歴代会長の下、その時々に青年部に求められるものに応え、松江おどんの開発・普及、水都まつえの創造、まつえランドの開催など、新たな事業の展開や、役割を終えた事業の中止、見直しなど時代の変化に対応した活動を積み重ねてきています。
情勢は日々変化していくものですが、昨年来のコロナの流行は各段に影響が大きいです。今までの常識、生活スタイル、企業活動、全ての見直しが迫られています。YEG 活動についても、令和 2 年度は水郷祭の中止や緊急事態宣言の発令など大きな影響を受けました。令和3 年度も社会情勢や求められるものの変化に対応し、今まで当たり前であった事業・活動を今一度見直す必要があります。
変化をするときに大切なことは我々の原点は何かきちんと認識しておくことだと思います。YEG にとっての原点は、綱領・指針になります。そして松江 YEG には、目指す将来像として設立 40 周年度に掲げられた「松江商工会議所青年部ビジョン」があります。これに基づいて目的主旨を定め、事業を実施すること、これは変えてはいけないものです。変えるものは手法・方法です。慣習や前例にとらわれず、目的主旨を達成するために必要なことは何か、深く考えることでより良い事業になると思います。
物事を変えること・新しく始めることは大きなパワーが必要になります。その目的主旨がきっちり定められており、共感できるものであれば、会員全員一致団結して協力をしていきましょう。松江 YEG が時代の変化に対応し、新しいことに挑戦できる組織であり続けることが、豊かで住みよい郷土づくりの貢献につながることだと信じています。
令和3年度会長 大内 智弘